苦しまないで逝った父

普通癌というと、七転八倒苦しんで死んでいくというのが常なのかもしれませんが、幸いうちの父は肝臓癌でしたが自覚症状があまりなかった状況で、突然他界したという形です。むしろ、糖尿病の方が手強かったのではないかと思っています。肝臓には、人間の握りこぶし程度の腫瘍がありましたが、治療として肩からカテーテルで抗がん剤を入れて随分とあれで延命できたのではと思います。それより腎臓疾患の方が、癌ではないのに透析でかなり厳しかったと思います。

癌になってしまった事は大変前年だったとは思います。しかし、これは不謹慎な言い方かもしれませんが人間は誰しも一度は死がやってきます。ようはその死に方がどのようなものかは誰もが、恐怖心を持っていたり正直嫌なものです。そう考えると父は、とりあえず苦しまないという感覚が他の人より緩和されていた事は、残念ではありますが私は父は恵まれた最後だったと思います。自分も最後はあんな感じであったらいいなと不謹慎ながら思ってしまいます。